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小泉 光生; 長 明彦; 大島 真澄; 関根 俊明; 涌井 崇志*; Jin, W.*; 桂川 秀嗣*; 宮武 宇也*; 石田 佳久*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 204(1-4), p.359 - 362, 2003/05
被引用回数:7 パーセンタイル:46.82(Instruments & Instrumentation)原研高崎オンライン同位体分離器(TIARA-ISOL)用に抵抗加熱型レーザーイオン源を製作した。本イオン源では、30mの金属膜でできたイオン化室を用いた。その結果、イオン化室に抵抗加熱で生成される電場勾配を4-5V/cmまで増やすことができた。オフライン実験において、イオン源から引き出されるAl(安定核)パルスイオンビームの時間広がりを調べた結果、半値幅が4mまで狭くなったことを確認した。オンライン実験において、Al(半減期7.2秒)をO(C, p 2n)反応で生成し、イオン化効率を調べた結果、約0.1%を得た。
田中 宏昌; 横山 啓一; 工藤 博司*
Journal of Chemical Physics, 114(1), p.152 - 159, 2001/01
被引用回数:5 パーセンタイル:15.25(Chemistry, Physical)レーザーアブレーションした金属リチウムと水蒸気との反応により生成した過剰なリチウムを有するLi(OH)(n=2-5)クラスターについて、光イオン化効率曲線(IEC)を測定した。実測したIECはイオン化におけるフランク-コンドン因子をもとにしたシミュレーションでよく再現できた。両IECの比較から、測定にかかったLi(OH)クラスターの構造が密度汎関数法を用いた理論計算から得られた最安定構造と一致することがわかった。
J.Eichler*; 市原 晃; 白井 稔三
Physical Review A, 58(3), p.2128 - 2135, 1998/09
被引用回数:38 パーセンタイル:83.64(Optics)光イオン化反応及び水素原子型高Zイオンの励起状態上への輻射電子捕獲反応に対する断面積を、光子の波動関数を多重極展開して定式化した。さらに、高Zイオンの励起状態上に捕獲された電子は最終的に基底状態へ落ちていくが、その時放出される光子の角度分布に関する異方性の係数及び電子整列の係数を、先に求めた断面積の公式を利用して定式化した。そして異方性係数の、Z及び電子の入射エネルギーに対する依存性を、数値計算により見積もった。
小倉 浩一; 柴田 猛順
Journal of the Physical Society of Japan, 63(3), p.834 - 838, 1994/03
被引用回数:2 パーセンタイル:46.01(Physics, Multidisciplinary)電子ビーム加熱蒸発により生成したガドリニウム原子ビーム中の原子の準安定準位密度を共鳴光イオン化を用いて測定した。準安定準位密度はボルツマン分布をしており原子励起温度を決めることができた。原子励起温度は蒸発面温度よりもはるかに低く、原子ビームの並進温度と非常に近かった。これは、蒸発面近傍で蒸発原子が真空中へ膨張冷却するとき原子の運動エネルギーのエネルギー交換速度が速いことを示していると考えられる。